私は約1ヶ月、オフィスから離れたところで、見込み客と面会し、世界的なイベントでトレンドを話し合ったところです。日当たりの良い南アフリカ、穏やかな東京、そして寒いロンドンと、気候の違いを経験しましたが、3つの大陸すべてで日々の請求業務において似たような問題を経験していることをお伝えすることができます。
世界の保険市場の動向を見るのは私にとって常に興味深いことです。データのサイロ、断片化したシステム、ITを最新の状態に保つのに苦労している旧式のシステム、および手動でのデータ入力によってデータ複製エラーが発生しています。 Insurance ForumとAUCCの両方での主なトピックは、RPA、AI、データ分析、および業界の将来についてでした。私の見たところでは、これらの保険会社が彼らの基盤をすぐに整理しなければ、砂の家を建てるようなことになるでしょう！
私は時間をかけて複数の保険専門家と話をしましたが、彼ら全員が共通して考えていることの1つは、レガシーソフトウェアに関する問題です。基盤となるインフラストラクチャは、通常、何か月も前に特定のニーズに合わせて構築されており、追加の機能も時間の経過とともに増加しています。しかし、過去3〜5年間の変化のスピードが驚異的であったため、社内ITは苦戦しています。また、これらのシステムを構築したチームが引退し始め、若いITチームが慣れていない開発言語で作業を続けているという現実的な課題もあります。あるキャリアと会ったところ、彼らは重要なレガシーシステムを維持するための社内開発者がいないことを認めました。彼らは全員引退しました – このような事態があなたに起こらないことを願っています。
では、保険会社は何をする予定でしょうか？
変化についての話はたくさんあります。保険会社はRPAとAIの導入、効率性や生産性の向上を望んでいます。これらの技術はエキサイティングで未来的に聞こえますが、残念ながら、はじめに退屈な問題に対処する必要があります。たとえば、データを正しく分析するには、データを複数の独立したサイロではなく1つのデータに収集する必要があります。しかし、大手保険会社はどのようにしてそのデータを取得しようとしているのでしょうか。残念ながら、最善の方法は、既存のシステムの機能を検討し、すべてのデータを1つの場所に統合する方法を決定し、それを可能にするソリューションを選択して市場に出すという骨の折れるプロセスです。その後のアナリティクスやAIの実装は簡単です。
変化への動機はありますか？
これは私が何度も何度も自問したことです。保険会社がベンダーソリューションに投資するのではなく、従来のシステム機能を構築し続けているのを見たとき、私はデジタルトランスフォーメーションの利点について説教する時間を無駄にしていないだろうか。去年彼らと話したときに彼らが彼らのシステムを徹底的に見直すことを考えたならば、彼らはその途上にいるはずなのですが そうではありません。— 私にとってそれはイライラすることです。
この世界一周旅行は一回限りではありません – 私はそれを年に2、3回やっています。そして私は変化が起こっていることを報告することを嬉しく思います。ゆっくりだけど。結局これは保険業界なのですから。
規制の変更と厳格なポリシーがこの分野を精査しているため、保険会社は自社のビジネスプロセスとITシステムの両方を見直す必要があります。たとえば、日本では、保険会社はFSA規制に基づいて顧客のSLAを満たすことに苦労しています。疑わしい場合、彼らは規制機関からのリスクの影響よりもむしろ給付金を支払う傾向があります。私が見る限り、彼らは問題に対処することを避けるためにテーブルの上にたくさんのお金を準備しています。
南アフリカにおける最大の変化の原動力の一つは、取り残されることへの恐怖です。だんだんと保険契約者が減っていく状況に対して、そのままにしておきたいと思う人はいません。必要なのは、1つの企業が行動を起こし、クレーム部門を革新し、市場のリーダーになるための地位を確実にするためにコンフォートゾーンから抜け出すことです。しかし、その第一歩を踏み出すことには通常消極的です。
結局のところ、デジタル変革に突入し、投資することへの恐怖は、世界中で保険会社を押しとどめてさせています。私は旅行から戻って、オーストラリアの顧客のひとりであるMLCにインタビューをしたニュース記事に出会いうれしく思いました。彼は2016年に思い切ってデジタルトランスフォーメーション・プロジェクトに投資しました。今年彼らは最新のアプリと、適合性トラッキングデバイスをシステムに統合して保険契約者を評価することのできる医療保険を提供すると発表しました。
これはMLCにとって素晴らしい発展であり、新しい技術に投資することで利益が得られること、また市場でより競争力のある立場になっていることを示しています。
